凝り固まった愛を叫ぶ。

地方のお茶の間にてJ事務所のアイドルを信仰している。NEWS増田君溺愛。頭が固い。

後悔しないように、会いに行く。

近年は区切り・脱退・引退・活動休止・不祥事、様々な形で今まであった「当たり前」がそこから消えてしまうことがジャニーズ問わず、エンターテイメント業界に続いている。

例を挙げればたくさんあるけれど、私はKAT-TUN充電期間以外は外野になってしまう。どんなジャンルにもそこを支えに、糧にしていたファンが居る。その方々の気持ちを考えると簡単に横から口を挟めない。外野の自分でさえ、もの寂しい気持ちになったり、ショックを受けた例も多数ある。ファンの皆さんはどんな思いで受け止めたのかと考えるだけで切ない。

ある日突然、支えにしていた大切なものが終わりを迎える。ずっと前から決まっていても、受け取る側は発表されて突然知ることになる。

 

KAT-TUNの充電期間、10周年のアニバーサリーイヤーにそれは訪れた。

もう詳しく語らずとも理由はジャニーズファンの皆さんは知っているだろうし、正直脱退の理由はファンも詳しくは分からない。それでも、メンバー同士が話し合って決めた事なら、ファンは受け入れるしかない。どんなに思うところがあっても結果は変えられないのだ。受け入れられないなら、離れるしか選択肢は無い。

私はこれまで脱退したメンバーも、KAT-TUNメンバーもみんな笑って幸せであって欲しいと願っている。充電期間もKAT-TUNメンバーが話し合って決めたことだ。グループの活動がどのくらい充電期間としてお休みになるのかは不明だ。ただ、個人の活動は活発に見られ、メンバー同士は定期的に集まっている様子にホッとしている。

2015年、KAT-TUNのコンサートは全国ツアーじゃなかった。久しぶりの東京ドーム公演だった。コンサートに参加したければ地方在住の自分は遠征するしか道は残されていない。東京ドームはKAT-TUNにとってホームグラウンド。前年度の全国ツアーはとても楽しい思い出になっていた。

この年はたまたま、その月に娘を東京に連れて旅行する予定があった。術後で修学旅行に参加出来なかった娘を、私が修学旅行と近いコースで旅行に連れて行く計画があった。旅行予約していた日程でKAT-TUNのコンサートが発表された。もう、何かの巡り合わせだと思ってコンサートを申し込んでみた。当選しなくても東京ドームには遊びに行こうと娘と話していたら、自力で2日間当選した。娘にとっては初めての東京ドーム公演。術後数ヶ月でまだ傷も塞がっていなかったので、無理はさせないように旅行日程を組んだ。とても楽しくて、娘も大喜びしてくれた。コンサートが一番の思い出になったと喜んでくれた。KAT-TUNは滅茶苦茶格好良かった。会いたかったお友達にも会えて、幸せな気持ちだった。この時は、この東京ドーム公演が4人のKAT-TUNの最後の公演だなんて思ってもいなかった。来年は全国ツアーだと嬉しいね、など呑気に構えていた。

この数ヶ月後に、あの発表があった。

遠征は誰もが叶うわけではない。私も普段はホイホイ飛んで行けない。この時は偶然の巡り合わせだった。恵まれていたのだ。あの東京ドーム公演に参加していなければ、4人のKAT-TUNのコンサートには永遠に参加出来なかった。きっと行きたくてもどうしても行けなくて、悔しい涙を流したファンがたくさんいる。この時の外野の言葉にもたくさん胸が痛んだ。

メンバー3人が個々の活動に力を入れること、充電期間を選択したからには、活動が再開されるまで個人を応援しながら待ち続けるのみだ。そして3人とも目をみはる活躍ぶりだ。進む道が別れた仲間もそれぞれが幸せなら、やりたいことが叶っているなら構わないと思える。別れは悲しかったけど、争いごとはもうお腹いっぱいだった。それぞれのファンも笑顔でいて欲しい。本人達も笑っていて欲しい。ファンを辞めるのも、どちらかだけを応援しても、KAT-TUNから離れるのも自由だ。応援するスタイルは個々に違って当然。

充電期間に入る直前の、10周年を飾るドーム公演。全てには参加できなかったが、東京ドーム公演を2公演見届けた。オーラスを見届けることは叶った。

 

過去に6人時代のNEWSの東京・大阪のドームコンサートの参加を見送った事があった。久しぶりのNEWSのコンサート。参加したい気持ちはあったものの、どうしても遠征が難しかった。行きたくて行きたくて泣いたけれど、どうしても遠征は無理だった。申し込みすら出来なかった。全国ツアーを待とうと言い聞かせて諦めた。

ご存知の通り、このドームコンサートが6人のNEWSとして最後のコンサートになった。

私が6人のNEWSのコンサートに参加することはこの先永遠に訪れない。悔やんで、悔やんで、悔み倒して泣きに泣いた。どんなに悔やんでも結果は変わらない。遠征を諦めなければならない事情があったとしても、行かないと決めたのは自分自身。悔しい思い、悲しい思いを飲み込んだのは自分だけではないだろう。この後悔は一生消えない。どんなに悔やんでも6人のNEWSにはもう会えない。覚悟をしないままの突然の別れはその後数年間、心に棘として残った。

 

永遠に変わらないものは、まずない。

人は、環境は、変わっていくものだとその都度思い知る。

手の中にずっと留まってくれたなら。どんなに願ってもこぼれ落ちていく。

アイドルに限らず、人生でもそうだった。

とても怖い。

いつか終わりが来てしまう、変わってしまうのではないかと楽しい反面、物凄く臆病にもなる。

 

現状を維持する、今を変わらずに続ける、今より上を目指す。それは簡単ではない。とても難しい。

アイドルは永遠に続く存在ではない。

人間は歳を重ねてゆく。背中を追いかけてくる存在が次々と生まれ、人気も移りゆく。

アイドルとしてのリミットだけではなく、本人が辞めたいと思えば終わりがすぐにでも訪れる。どんなに若くても、本人が辞めようと決めればそこで終わる。

アイドルを辞めて、エンターテイメント業界に残ってくれるならまだファンとして追いかけることは叶う。一般人になる人もいる。そうなればもうステージの上で輝く大好きな人を見ることは叶わなくなる。

アイドルがアイドルとして存在してくれることは有限だ。

アイドルが人間である以上、意思も感情も、その人の人生がある。第3者のために人生を犠牲にして生きることは絶対じゃない。

頭では理屈として分かる。

 

ジャニーズ問わず、多ステを批判する声が多数あることは承知している。行きたいと思う人が後悔しないように現場に何度も行くのは悪じゃないと自分は思っている。犯罪や不正じゃない限り、自由。通う気持ちが理解できる。自分の目で、1つでも、1日でも長く大好きな人を見ていたい。ステージの上で輝く姿を、その成長を記憶に刻みたい。素直なファン心理だと思う。好きな人がいつまでステージの上に居てくれるのか、私達には分からないのだから。

会える時に会いに行く。

例え一方的でも、会える時に会いに行く。

実現できる人が実行しているのだ。妬まれたり、僻まれたりは必ず付き纏うだろうけど。ファン心理として当たり前の欲求だ。

 

ジャニーズ事務所のみで見ても、デビュー組でさえ近年はこのような状況。解散、活動休止、充電期間。

これがJr.なら辞めたことも後から知る。正式発表はまずされない。Jr.は映像作品に残らないことが殆ど。現場に通わなければステージに立つ好きな相手を見ることも叶わない。気がついたら自担の最後のステージは過ぎていたなんてザラだ。ファンが貪欲に現場に通う気持ちは痛い程分かる。だから簡単に多ステ批判、Jr.担は来るな等の批判が出来ない。マナー違反は困るけど。

いつでもファンは喜びと不安との綱渡り。デビュー組のファンでもJr.ファンでも同じ。タレントさんを好きだという立場は同じ。例え一方的でも、会いたいと願う気持ちは同じ。

 

6人のNEWSのラストコンサートを見届けられなかった自分は、新生NEWSのリスタートもアニバーサリーイヤーにも参加できないままだった。

置かれている環境を考え、自分で決めたことだけれど、悔しくて泣いた。今ある形が永遠に続くとは限らないと分かっていながら、参加を見送る。ファンとして自分は無力で、ファンと名乗ってはいけないと己を責めてきた。自分で行かないと選択したのに、勝手な話だ。

自分の置かれている環境が変わり、それを機にNEWSでも遠征可能になった。

もうNEWSで後悔するのは嫌だった。

今年半ば無理矢理、東京遠征を実行した。周りから聞こえてくる不穏な話題に、心がざわついた。絶対に大丈夫と思いきれない自分もいた。怖かった。どうしても今年、東京ドームに立つ増田君を肉眼で見たかった。後から振り返った時、悔やむばかりはもう嫌だった。何年も時を経て、ようやく念願を叶えたのは、NEWSが存在してくれていたから叶ったのだ。

 

住んでいる地域、置かれている環境、ファン一人一人に背景がある。誰もが思うように動ける訳じゃない。ファンなら絶対に何が何でも現場に行けなんて私には簡単に言えない。

でも、これは言える。

とても大切なことだと経験上、言える。

 

会いに行ける時は、会いに行く。

会いに行ける人は、後悔しないように会いに行く。

 

本当は行けたのに、もう二度と行けないでは悲しすぎる。

目の前の好きな人の輝いている時間は永遠には続かない。続いて欲しいと願うけど、いつか終わりは来る。人間だから、いつか終わりが訪れる。頂点に君臨したとしても、追われる立場になる。いつ迄留まるのは分からない。自然消滅や減速してそのまま停滞もあるのだ。

現場が多くて悲鳴を上げている期間は大変で、振り回される。でも後から振り返った時、あの頃は楽しかったと思えるなら良い。その時に同じ様な現場が用意されている保証はどこにも無い。ステージの上にその人が居るとは限らない。好きなタレントさん、好きなグループが存続している保証は無い。

会える人はたくさん会いに行ってほしい。

楽しいばかりじゃなくて、泣いたり、悔しかったり、辛い時もあるけど、会いに行ってほしい。

次があるとは限らない。

時間は有限だから、会える人は好きな人に会いに行く。

とても大切なことだと思っている。

行動しない後悔より、行動してからの後悔のほうが諦めもつく。持論だけれど。

 

『儚いから 綺麗なんだってさ。』

 

6人時代のNEWSが歌っていたのを今でも思い出す。

アイドルは儚い。

ファンにとって夢の様な、理想をたくさん背負わせた、偶像。

そこに立ってくれている間は持てる力で応援する。感謝の気持ちは忘れない。

ステージに立ってくれているのは当たり前じゃない。

 

会える人は会いに行く。

会いたい人に、会いに行く。

簡単なようでとても難しいけど、後悔は少ない方が良いに決まってる。

 そして好きな人がステージの上で輝いてくれていることに、立ち続けてくれていることに感謝の気持ちはずっと忘れない。

 

アイドルでいてくれてありがとう。